50歳でアーリーリタイアや早期リタイアを憧れる方は多いと思います。定年退職を迎える前の50歳でのアーリーリタイアや早期リタイアに必要な資産は5000万円〜1億円などという声も聞きます。先日、麻生財務相が「金融庁は老後に必要な資金は2000万円と報告書をまとめました」といっていました。今回は、憧れの50代リタイアはアルバイトと年金で大丈夫か?貯蓄や資産はいくら必要か?まとめてみました。
50代リタイアはアルバイトと年金で大丈夫?!
アーリーリタイアとは、会社などのメインで行なっている仕事を定年を迎える前に退職することで早期リタイアと同じような意味をしています。
50歳までにアーリーリタイアを目指す人は多く、ほとんどの場合、早期優遇退職制度などの条件に満たない人が退職をすることを意味しています。
このアーリーリタイアには早期リタイアと同じで
早期退職後に貯金や貯蓄などのみで生活をする「完全リタイア」
時間のある生活を送りながら貯蓄と軽い収入で生活する「セミリタイア」
の2種類のタイプに分かれます。
このセミリタイアも、最近では憧れの多い早期退職の方法としてよく耳にします。
50代リタイアはアルバイトと年金で大丈夫かどうかは
リタイア後に必要な額やリタイアしたい年齢、家族構成、貯蓄額やライフスタイルなどによって大きく個人差があります。
既婚者や子供がいるなど家庭があったり、住宅ローンの支払いが残っている場合は、リタイア前にやはり余裕のある資産を形成しておく必要があります( ;∀;)
逆に、住宅ローンも無く、子育てを無事に終了し、悠々自適の隠居生活が送れそうでしたら
お疲れさまでした!よくがんばりましたね!
ですよね(^_-)-☆

実際、私の主人はアーリーリタイアを目指していました。
その前に38歳で転職の為に半年間求職活動をしたり、失業保険を貰ったりとのんびりと生活しました。
が、その時主人は気付きました。
あまり早く「完全リタイア」すると自分がダメになりそうだと(笑
そこで、主人は「セミリタイア」を目指すと言っています(^_-)-☆
50代リタイアのメリットやデメリット、リタイア後の生活の仕方を考えてみましょう。
メリット
定年を迎える前に自由な時間とストレスから解放された生活が送れるようになること。
50歳といっても定年までに15年もの期間があり、この50歳からの15年は人生においても大切な時間ですよね。
アーリーリタイアや早期リタイアまたはセミリタイアする事で、健康で人生を楽しめる最後の貴重な時間を有意義に過ごすことができます。
デメリット
「引退後の期間があまりにも長期化する」というところです。
65歳から年金支給開始のところを50歳でリタイアするということは、15年分の無収入期間を補う資産が必要になります。
そこから人生100年時代の長いセカンドライフがスタートするということは、それまで生きてきた年数分と同じ期間を働かないで暮らしていくことになります。
仮に90歳まで備えると考えた場合でも、リタイアする50歳から標準的な引退年齢(65歳)までの15年間、また、そこから90歳までの年金生活25年間を送るための経済的備えが必要になります。
「合計40年」の備えが安心できるレベルに達していないと、アーリー(早期)リタイアには踏み出せないでしょう。
また、50歳リタイアには「引退後の生活資金を蓄える準備期間はその分、短く(タイトに)なる」という問題もあります。
22歳から働き始めたとすると、65歳リタイアの場合、43年間の準備期間があります。
しかし、50歳リタイアとなれば準備期間は28年しかありません。
早く引退するということは資産形成の期間が短くなる、ということですから自ずと短期化することになるわけです。
これらを踏まえれば、「より早い時期」から資産形成を開始し、「高い貯蓄率」で積み立てを行い、かつ「高い運用利回り」で資産を増やす必要があります。
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何処で暮らすのが効率的なのか?
そこで、田舎や海外で生活する計画を用いて考えていきたいと思います。
田舎への移住を計画
そのため、物価や住むために必要な住宅費を少しでも安く済ませることが、重要なポイントとなります。
田舎で居住費を安く済ませれば年間の支出を抑えることができて、なおかつ住みやすく、自然のある土地でゆっくりと暮らすことで貯金面でも精神面でもゆとりのある暮らしが実現できます。
独身の方なら都心で仕事で出会った仲間などとの時間もあるので都心のがいいかもしれませんが、子供や奥さんがいる家庭では、田舎の方が暮らしやすいところもあるので移住先にぴったりかもしれませんね。
海外への移住を計画
国内でずっと生活してきた方には少し難があるように思えますが、現在では東南アジアでも簡単な日本語が通じる国や移住者も多いことから、独身でなくても家族みんなで生活した場合にそれほど不便を感じなくなってきています。
これ以上昇進しない事が確定している50代、退職の日を待つだけの60代たるや…
— m (@misatosanyo) October 16, 2018
三越などで50代退職金5000万円通常の退職金に上乗せで自主退職者募る。とか、羨ましいとしか言いようが無い。。。バブルを経験し、その時の貯金を含め余生を過ごすのに充分な退職金、好きな事をする体力が残った状態での早期リタイア。。私達の世代では無理だろう、、、
— ai (@ai66500663) April 9, 2018
50代リタイアは貯蓄や資産はいくら必要?
次の働き口がない(あるいは、働こうとしない)まま年金の支給が始まる65歳まで、生活費を預貯金の取り崩しでまかなうとします。
「無収入」となりますが、消費スタイルを大きく変えることは困難ですよね。
退職金(大企業で約2300万円)を貰ったり、「65歳からは年金暮らしをすればいい」と思われるかもしれません。
しかし現在の高齢夫婦無職世帯の1カ月の実収入は公的年金など約21万円である一方。
食費・交通通信費・交際費・教養娯楽費などの支出は約25万円。
つまり月4万円の赤字なのです。
高齢化するとともに支出額は下がりますが、それでも心もとない状況です。
「50歳でアーリーリタイアする場合」と「50歳でセミリタイアする場合」を比べてみましょう。
50歳でアーリーリタイアする場合
50歳から65歳までの生活費:25万円×12ヶ月×15年間=4,500万円
月々の年金受給額:13万円
65歳以降の生活費については、25万円から年金受給額13万円を引いて計算します。
65歳から85歳までの生活費:12万円×12ヶ月×20年間=2,880万円
また、余裕資金として1,000万円用意すると仮定すれば、アーリーリタイアのための概算金額は以下の通りです。
4,500万円+2,880万円+1,000万円=8,380万円
一般的なサラリーマンが、50歳までに8,000万円強の資産を形成するのは、なかなか簡単ではないかもしれません。
それでは、月に15万円ほどの収入を確保したまま、セミリタイアした場合はいくら必要なのか計算してみましょう。
50歳でセミリタイアする場合
65歳まで月に15万円収入があるとすれば、生活費25万円との差額は10万円となります。
50歳から65歳までの生活費:10万円×12ヶ月×15年間=1,800万円
月々の年金受給額(収入は50歳までは年500万円、65歳までは年180万円):14万円
65歳以降の生活費については、25万円から年金受給額14万円を引いて計算します。
65歳から85歳までの生活費:11万円×12ヶ月×20年間=2,640万円
また、余裕資金として1,000万円用意すると仮定すれば、セミリタイアのための概算金額は以下の通りです。
1,800万円+2,640万円+1,000万円=5,440万円
アーリーリタイア前に考えておくべき支払い
年金は仕事をやめても前年度の所得がある場合は控除ができないものなので、最低でも1年間は支払うことになります。
また、国民健康保険は年収500万円の方で毎月3〜3,5万円はかかり、住宅費・住民税なども支払わなければなりません。
独身ではなく妻子持ちの方は、子供の学費なども支払いで必要になります。
また、年金などは控除ができますが定年後にもらえる年金需給額が低くなってしまったりするので、このような要素も踏まえてアーリーリタイアを考えておかなければなりません。
大企業に就職したものの、約束されていたはずの終身雇用は崩壊。年金受給は遠ざかり、社会保障費の負担だけは増える。そうした苦難を抱え込む不遇の50代。退職した時期が数年違っただけで天国と地獄。まさに逃げ切れない世代となっている。(週刊ダイヤモンド)
— HIDECO (@HaruSolar) July 31, 2017
【韓国の老後⑮】退職金も得てますが金利が低く、物価も上がり老後に不安がある世代です。386世代は人口比率で17%のベビーブーム世代で70年代世代も人口比率が16.5%と高い。今後30年近く高齢退職者が急増するわけです。金利は1%台で50代退職後30年間を退職金で賄うのは不可能。
— 青空 (@bluesky4747) August 4, 2015
アーリーリタイアを目指して資産形成に励む方を、がっかりさせてしまったかもしれません。
しかし、その取り組みは決して悪いことではないと思います。
アーリーリタイアという目標に向かっていた人は、そうでない人に比べて相当のハイペースで資産を形成できるはずです。
65歳以降の老後に向けて資産を形成するといっても、ゴールが遠いためにモチベーションが続かず、手つかずの人も多いのが現実です。
その状況を放置していれば、65歳を迎えたときに、「老後の準備は、退職金くらいしかなかった」ということになります。
こうした世帯に比べて、アーリーリタイアを目指して励んだ人のセカンドライフは段違いなはずです!!
50歳リタイアはできなくても、60歳リタイアなら、実現できる人も多いでしょう。
もちろん65歳引退となった場合は、さらに経済的なゆとりをもって老後をエンジョイできます。
「50歳引退は無理だったが、同期と比べてわが家の旅行予算はほとんど制限かけずに計画できる老後になったな。今年はどこへ行こうか」と笑顔で話せる老後になるはずですよ(^_-)-☆
「夢のアーリーリタイア」を考えることは、きっとムダにはならないことでしょう。

先ほども言いましたが、主人は「セミリタイア」を目指しています。
現在38歳ですがその為に、色々行動しています。
- 海外の保険で運用
- 海外国内の株を運用
- 不動産投資
- イデコ
まとめ
いかがでしたか?リタイア後にどんな生活をしたいか。自分の家族環境などで、リタイア前に準備すべき金額は違うと思います。しっかり計画を立てて50代でリタイアを目指しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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